群馬県内の企業の半分近くが群馬銀行をメインバンクとするなど、県内で圧倒的シェアを誇る群馬銀行。
会社を引退した後も、運用は同銀行でとお考えの方が多いのではないでしょうか?
今回の記事では本サイト管理人の佐々木達也(ささきたつや)が群馬銀行で退職金の運用におすすめなプランや商品をご紹介いたします。
まず、群馬銀行がおすすめしている退職金の運用方法や、一般的に退職金の運用向きと言われている商品について見ていきましょう。
以下の記事では退職金のおすすめ運用方法を解説していますので、参考にしてみてください。
群馬銀行で取り扱う退職金運用におすすめな商品
群馬銀行のホームページを確認したところ、退職金運用におすすめの退職金専用プランなどは今は取り扱っていないようでした。
退職金運用にも使える定期預金プランは複数あるものの、どれも金利は0.002%ほどと、あってないようなもの。
そこで群馬銀行の以下の商品を紹介したいと思います。
- 外貨預金
- 投資信託
- 保険
外貨預金
まずは、退職金を外貨預金で運用した場合のメリット・デメリットについて確認してみましょう。
・他通貨を保有することで分散投資の効果も
群馬銀行の外貨預金はいたってシンプルで、外貨普通預金と外貨定期預金の2種類のみとなっています。
普通預金では金利が低いので、ここでは外貨定期預金についてご紹介致します。
(引用:群馬銀行 金利一覧)
上記の表に寄ると、なるべく大きい金額で長めに預けた方が有利と言えます。
将来の為替がどう動くかは予想できませんが、満期時の為替が預けた時よりも円高になってしまっている場合は、ドルのまましばらく保有し、円安のタイミングを見計らって円転換できると良いでしょう。
また、群馬銀行では米ドルの他にユーロなどの取り扱いもありますが、ユーロは日本円預金と同じ金利水準となっているので運用効果は見込めなさそうですね。
その他の通貨については、インターネット上で公開されておりませんでしたので、気になる方は窓口へ相談した方が良さそうです。
投資信託
まずは退職金の運用に投資信託を選んだ場合のメリット・デメリットについて確認して見ましょう。
・運用はプロがおこなってくれる
・分散投資が可能
運用商品ですから元本損失の可能性こそあるものの、プロに任せながら運用できるため、運用初心者でも取り入れやすいのが投資信託の良いところと言えるでしょう。
さて、投資信託の検索サイト兼格付けサイトであるモーニングスターによると、群馬銀行で取り扱う投資信託は全部で136件だそうです。
この中から、退職金の運用に最適な投資信託をセレクトしていきたいのですが、その前に投資信託の正しい選び方について簡単にご説明いたします。
- 手数料が安い
- 純資産額が低すぎない(50億円以上が理想)
- 納得できる投資方針やリスクの取り方であるか
今回ピックアップした投資信託は、全て以上の条件をクリアしたものとなっています。
群馬銀行でおすすめの投資信託例
上記留意点をクリアしたおすすめファンド例をカテゴリー別に3つ選んでみました。
- 国内株式:日経225ノーロードオープン/アセットマネジメントOne
- 外国株式:SMT グローバル株式インデックス/三井住友TAM
- バランス:財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)資産成長型/日興
では早速、日本株を投資対象とした投資信託のおすすめから発表致します。
国内株式:日経225ノーロードオープン/アセットマネジメントOne
日経平均株価に連動するような投資成果を目指す投資信託です。
こちらは、インターネットからの買い付け専用となっており、窓口での買い付けはできませんのでご注意ください。
インターネット専用ということもあり、購入時にかかる手数料はゼロ・管理費となる信託報酬も年0.55%と、群馬銀行で取り扱う投資信託の中では比較的安めに運用できます。
外国株式:SMT グローバル株式インデックス/三井住友TAM
こちらの投資信託は、日本を除く、世界の主要国の株式に投資します。
購入手数料はインターネット買い付けなら無料で、窓口ですと2.2%の負担が必要です。
信託報酬はどちらも年0.55%となっていますが、購入手数料に大きな開きがあるので買い付けるならインターネット経由が良いでしょう。
バランス:財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)資産成長型/日興
3つの異なる資産に分散投資し、安定した収益の確保と資産成長を目指すこちらの投資信託。
資産と基本組入比率ですが、不動産25%・債券50%・株式25%と、債券の割合が高くなっています。
購入手数料は2.2%、信託報酬は年1.045%となっており、群馬銀行で取り扱うバランス型投資信託の中では低めの設定です。
投資信託のおすすめについてご紹介してまいりましたが、群馬銀行で取り扱う投資信託は、比較的手数料が高めである印象を受けます。
その中でもコスト負担が低くて済むものをご紹介致しましたが、残念ながら他行に比べるとお得感はあまり感じられなさそうですね。
では、ある程度保障をつけて運用することができる保険商品はどうでしょうか。
保険
まずは退職金から保険を契約する場合のメリット・デメリットについて確認してみましょう。
・病気や介護に備えることができる
・受取人を指定してお金をのこすことができる
・大きなリターンは見込めない
ある程度の保証をつけて運用することができるのが、保険の良いポイントですよね。
群馬銀行では、様々なタイプの保険を取り扱っていますが、中でも退職金の活用に最適なものをいくつかご紹介致します。
個人年金保険
公的年金の足しにして、老後を豊かに送りたい方におすすめなのが個人年金保険です。
退職金を銀行預金やタンス預金にして、切り崩して使うよりも、運用して増やしてから使った方が、退職金の寿命も伸びますよね。
個人年金保険には、払込み年金原資の運用成果によって将来受け取る年金額が変わる変額年金保険と、契約時点で年金額が決定される定額年金保険の2種類があります。
終身保険
ご自身に万が一のことがあった際に、あらかじめ指名された方が保険金を受け取ることができます。
大切なご家族などに資産を受け継ぐ目的で活用され、保険金の受け取りまでスムーズに行えるでしょう。
円建て・外貨建てとありますが、運用効果の高まりやすい外貨建ての契約件数が増えています。
医療保険
医療の発達などにより、寿命が延伸し続けている日本ですが、年を重ねると病気や怪我のリスクも高まりますよね。
医療保険で備えておけば、万が一怪我や病気をして入院・手術が必要になった場合、お金の心配をせずに治療に集中することができます。
先進医療にも対応しているため、高額な出費が発生した時も安心です。
がん保険
日本における3大死亡要因に入るガン。
ガン診断を受けた際や、ガン治療で入院・手術が必要になった際に給付金を受け取ることができます。
ガン治療は高額になる傾向にありますから、あらかじめ備えておけると良いですよね。
しかしガンにならなかった場合は、掛け捨てとなりますので、支払い済みの保険料は戻ってきません。
さて、退職金を活用した保険契約におすすめのタイプを4つご紹介致しました。
実際に群馬銀行で保険を選ぶ際は、専門家のアドバイスも参考するのもおすすめですよ。
保険相談プラザで相談しよう
前橋や高崎などで展開する群馬銀行の保険相談プラザでは、無料で専門家に直接相談することができます。
現在加入している保険の内容について見直してみたり、足りない部分についてアドバイスをもらってもいいかもしれません。
保険相談プラザは、事前予約制となっています。
上記のリンクから簡単に予約することができますので、ぜひご活用ください。
まとめ:群馬銀行の退職金運用レビュー
群馬銀行で退職金の運用におすすめなセットコースや金融商品をご紹介して参りました。
退職金専用の高金利定期預金+投資信託のセット商品は、定期預金金利が良いですが、投資信託の手数料はしっかり確認する必要があります。
できればご紹介した投資信託の中から選べると良いでしょう。