「個人向け社債の利回りランキングを知りたい!」
「社債より利回りがいい投資は?」
「個人向け社債の選び方は?」
個人向け社債は、比較的安定性があり、定期預金や国債より高い利回りが狙えることから、投資家に人気の投資商品です。
本記事では、2024年最新のおすすめ個人向け社債を利回り順のランキング形式で解説しています。
個人向け社債よりも高利回りが狙えるヘッジファンドの解説も行っているので、あわせて参考にしてみてください。
- 1 個人向け社債とは?
- 2 【2024年最新】個人向け社債利回りランキング一覧!高利回りの銘柄を紹介
- 2.1 ランキング1位:楽天グループ株式会社(年利回り3.3%)
- 2.2 ランキング2位:ソフトバンクグループ株式会社(年利回り3.04%)
- 2.3 ランキング3位:株式会社三井住友フィナンシャルグループ(年利回り1.758%)
- 2.4 ランキング4位:株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ(年利回り1.672%)
- 2.5 ランキング5位:GMOインターネットグループ株式会社(年利回り1.57%)
- 2.6 ランキング6位:株式会社みずほフィナンシャルグループ(年利回り1.412%)
- 2.7 ランキング7位:SBIホールディングス株式会社(年利回り1.28%)
- 2.8 ランキング8位:ソフトバンク株式会社(年利回り1.24%)
- 2.9 ランキング9位:株式会社光通信(年利回り1.11%)
- 2.10 ランキング10位:株式会社FOOD&LIFE COMPANIES(年利回り1.062%)
- 3 500万円以上用意できるならヘッジファンドがおすすめ
- 4 個人向け社債の選び方
- 5 個人向け社債の購入方法
- 6 個人向け社債に投資する時の注意点
- 7 「個人向け社債の利回り」に関するよくある質問
- 8 【まとめ】個人向け社債は利回りが低いからやめとけ!
個人向け社債とは?
個人向け社債とは、企業が設備投資などの資金調達を目的に、一般の個人投資家向けに発行する債券のことです。
社債の多くは機関投資家向けのため、最低購入金額が100万円以上に設定されていることが一般的ですが、個人向け社債であれば少額から社債を購入できます。
個人向け社債を購入した投資家は、定期的に企業から利子を受け取れ、満期を迎えると額面価額を償還(返金)してもらえる点がメリットです。
ただし、発行元の企業が倒産してしまうと利子や償還金の支払い遅延・減額・不払いなどのリスクがともないます。
社債の購入を検討する際は、利回りの高さだけで判断するのではなく、投資先の経営状態を事前に確認しておくことが大切です。
【2024年最新】個人向け社債利回りランキング一覧!高利回りの銘柄を紹介
2024年最新の個人向け社債おすすめランキングTOP10をご紹介します。
当記事は2024年3月執筆のため、ランキングの対象期間は2023年〜2024年3月です。
なお、ランキングは日本証券業協会が発行している「個人向け社債等の店頭気配情報(2024年3月日更新)」に基づいて、利率が高い順に選出しています。
【日本国内ヘッジファンドのおすすめランキング一覧】
- ランキング1位:楽天グループ株式会社(年利回り3.3%)
- ランキング2位:ソフトバンクグループ株式会社(年利回り3.04%)
- ランキング3位:株式会社三井住友フィナンシャルグループ(年利回り1.758%)
- ランキング4位:株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ(年利回り1.672%)
- ランキング5位:GMOインターネットグループ株式会社(年利回り1.57%)
- ランキング6位:株式会社みずほフィナンシャルグループ(年利回り1.412%)
- ランキング7位:SBIホールディングス株式会社(年利回り1.28%)
- ランキング8位:ソフトバンク株式会社(年利回り1.24%)
- ランキング9位:株式会社光通信(年利回り1.11%)
- ランキング10位:株式会社FOOD&LIFE COMPANIES(年利回り1.062%)
それぞれの銘柄解説では、社債の格付け表記も行っています。
社債の格付け基準は以下の通りです。
格付け | 評価 |
AAA | 信用力がもっとも高い。 |
AA | 信用力が高く、リスクは極めて低い。 |
A | 信用リスクが低い。 |
BBB | 中程度の信用リスク。投機的要素を含む。 |
BB | 投機的要素がやや高い。 |
B | 投機的で信用リスクが高い。 |
CCC | 安全性が低く、信用リスクが極めて高い。 |
CC | 債務不履行に近い状態。一定の元利の回収が見込まれる。 |
C | 債務不履行の可能性が高い。元利の回収は困難。 |
参考:岡三証券「債券の格付け」
格付けは上記に加えて、「+、−」などの評価も加わり細分化されています。
BB以下は、投資不適格と見なされているため、社債の購入はおすすめしません。
ランキング1位:楽天グループ株式会社(年利回り3.3%)
引用:楽天グループ株式会社
銘柄 | 第22回無担保社債 |
発行総額 | 2,500億円 |
発行年月日 | 2023/02/10 |
償還年月日 | 2025/02/10 |
利回り | 3.3% |
格付け | A |
個人向け社債の利回りランキング1位は楽天です。
楽天の第22回無担保社債は、苦戦を強いられているモバイル事業を挽回することを目的に発行されました。
モバイル事業を成功させるために2,500億円の資金を3.3%の高利回りで債券を発行することを決行。
5年連続で赤字の楽天を不安視する投資家もいますが、格付けはAランクになっています。
楽天市場や楽天証券、楽天トラベルといったサービスは黒字のため、モバイル事業が楽天グループの明暗を分けるといっても過言ではないでしょう。
ランキング2位:ソフトバンクグループ株式会社(年利回り3.04%)
銘柄 | 第59回無担保普通社債 |
発行総額 | 5,500億円 |
発行年月日 | 2024/03/15 |
償還年月日 | 2031/03/14 |
利回り | 3.04% |
格付け | A- |
個人向け社債の利回り2位はソフトバンクグループです。
1位の楽天グループに続き、IT系の会社が続く結果になりました。
ソフトバンクグループといえば、2023年4月に利率4.75%の高利回りで個人向け社債を発行したことで、投資家の間で話題になった企業です。
最新の社債では3.04%の利回りになっていますが、それでも高利回りであることに変わりありません。
2023年上半期の決算では1兆円以上の赤字を抱えていましたが、2024年3月の第3四半期の連結投資損益では黒字に転換。9,500億円の純利益を達成しました。
社債の格付けにおいてもA-なので、投資リスクは低いといえるでしょう。
ランキング3位:株式会社三井住友フィナンシャルグループ(年利回り1.758%)
銘柄 | 第18回無担保社債 |
発行総額 | 450億円 |
発行年月日 | 2023/10/30 |
償還年月日 | 2033/10/30 |
利回り | 1.758% |
格付け | A+ |
個人向け社債の利回りランキング3位は、三井住友フィナンシャルグループです。
三大メガバンクの一角で、盤石な経営基盤を構築しています。
満期10年の長期型社債のため、1.758%の利回りで10年間保有し続ければ20万円近い利益になる計算です。
個人向け社債の中でも、より長期的に運用したい投資家におすすめします。
ランキング4位:株式会社三菱UFJフィナンシャルグループ(年利回り1.672%)
銘柄 | 第34回無担保社債 |
発行総額 | 640億円 |
発行年月日 | 2023/09/19 |
償還年月日 | 2034/01/19 |
利回り | 1.672% |
格付け | A+ |
個人向け社債の利回りランキング4位は三菱UFJフィナンシャルグループです。
3位に続いて4位も三大メガバンクが続く結果になりました。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、2023年4月〜12月期の連結純利益が前年同期比3.7倍の1兆2,979億円を達成。同期としては過去最高の業績となり好調をキープしています。
社債の格付けもA+と高評価のため、安心して運用できます。
ランキング5位:GMOインターネットグループ株式会社(年利回り1.57%)
銘柄 | 第10回無担保社債 |
発行総額 | 180億円 |
発行年月日 | 2023/12/22 |
償還年月日 | 2027/12/22 |
利回り | 1.57% |
格付け | A- |
5位にランクインしたのはGMOインターネットグループです。
GMOインターネットグループは「全ての人にインターネット」を掲げており、インターネットを通して証券会社や銀行、仮想通貨など幅広い事業に取り組んでいます。
15期連続増収を達成しており、2023年12月期の決算では過去最高の売上高2,586億円を達成しました。
社債の満期は4年なので、中期で投資したい人におすすめです。
ランキング6位:株式会社みずほフィナンシャルグループ(年利回り1.412%)
銘柄 | 第22回無担保社債 |
発行総額 | 950億円 |
発行年月日 | 2023/07/13 |
償還年月日 | 2033/07/13 |
利回り | 1.412% |
格付け | A+ |
個人向け社債利回りランキングの6位は、みずほフィナンシャルグループです。
6位までに、三大メガバンクすべてがランクイン。三行とも高利回りの社債を発行していることが明らかになりました。
みんかぶによると2023年通期の純利益は6,400万円を見込んでおり、業績面においても問題ありません。
10年満期なので、じっくり運用したい人におすすめです。
ランキング7位:SBIホールディングス株式会社(年利回り1.28%)
銘柄 | 第36回無担保社債 |
発行総額 | 1,000億円 |
発行年月日 | 2023/09/22 |
償還年月日 | 2027/09/22 |
利回り | 1.28% |
格付け | A- |
7位にランクインしたのは、SBIホールディングスです。
SBIグループにはSBI証券、住信SBIネット銀行、SBI損害保険などが含まれており、インターネットによる金融業、保険業に強い企業として知られています。
SBI証券は楽天証券と並んで人気のネット証券なので、SBIホールディングスの個人向け社債を購入したい場合は口座開設しておきましょう。
SBI証券のユーザーに対しては、社債発行の告知を行っているので見落とす心配も要りません。
ランキング8位:ソフトバンク株式会社(年利回り1.24%)
引用:ソフトバンク株式会社
銘柄 | 第24回無担保社債 |
発行総額 | 1,400億円 |
発行年月日 | 2024/01/31 |
償還年月日 | 2031/01/31 |
利回り | 1.24% |
格付け | A+(R&I) AA-(JCR) |
個人向け社債利回りランキング8位にはソフトバンク株式会社がランクインしました。
2位にランクインしたソフトバンクグループ株式会社が持株会社であるのに対して、ソフトバンク株式会社はソフトバンク、ワイモバイルなどの携帯電話事業やインターネット事業を手がける会社です。
みんかぶによると、2023年の純利益は4,620億円を予想しています。
堅調に利益を出しており、社債の格付けにおいてもA以上の評価を受けているので、信用度は高いといえるでしょう。
ランキング9位:株式会社光通信(年利回り1.11%)
引用:株式会社光通信
銘柄 | 第42回無担保社債 |
発行総額 | 400億円 |
発行年月日 | 2023/06/09 |
償還年月日 | 2028/06/09 |
利回り | 1.11% |
格付け | A(R&I) A+(JCR) |
ランキング9位は光通信です。
光通信は、インターネット回線やOA機器、ウォーターサーバー、保険などの販売事業を行う企業です。
1988年設立でIT系事業をベースとする会社としては長い歴史があります。
順番待ち、予約受付アプリ「EPARK」やウォーターサーバーのレンタル国内シェアNo.1「プレミアムウォーター」などの提供を行っているので、会社名は知らなくてもサービスは知っている人も多いのではないでしょうか?
実績は申し分なく、社債の格付けはA以上なので、手堅く運用したい人におすすめです。
ランキング10位:株式会社FOOD&LIFE COMPANIES(年利回り1.062%)
銘柄 | 第4回無担保社債 |
発行総額 | 120億円 |
発行年月日 | 2023/12/20 |
償還年月日 | 2028/12/20 |
利回り | 1.062% |
格付け | A- |
10位にランクインしたのは株式会社FOOD&LIFE COMPANIESです。
こちらも会社名は知らない人が多いかもしれませんが、回転寿司チェーン「スシロー」の運営会社といえば、わかると思います。
第4回無担保社債は別名「ええやんスシロー債」と名付けられており、100万円ごとにスシローなどで利用できる1,000円分のお食事券がプレゼントされるのが特徴です。
スシローといえば、2023年1月に顧客が迷惑動画をSNSに投稿したことで炎上した事件がありました。
親会社である株式会社FOOD&LIFE COMPANIESが適切に対処したことで事件は沈静化。
スシローを応援するファンも増えたことで、2023年12月期の純利益は32億5,700万円になりました。
社債の利回り自体は1.062%なので、特別高いわけではありませんが、スシローや系列店をよく利用する人におすすめです。
500万円以上用意できるならヘッジファンドがおすすめ
日本の個人向け社債の場合、利回り1位の楽天グループでも年利3.3%です。
定期預金と比較すれば高利回りになりますが、物足りないと感じている人もいるのではないでしょうか?
500万円以上の投資資金があるのであれば、社債よりもヘッジファンドへの投資がおすすめです。
ヘッジファンドとは、ファンドマネージャーに運用を任せて、いかなる局面でも「絶対収益」を追求する投資方法のことです。
ヘッジファンドでは、さまざまな投資手法を駆使するため、景気に左右されずに安定して利回り10%以上が狙えます。
おすすめのヘッジファンドは以下の2社です。
①BMキャピタル|2013年から平均利回り10%以上
引用:BMキャピタル
運営会社 | ビーエムホールディングス合同会社 |
設立 | 2013年 |
投資対象 | 国内株式 |
おもな投資戦略 | バリュー株投資 |
期待利回り | 10%以上 |
最低購入金額 | 1,000万円 |
公式サイト | BMキャピタル公式HP |
BMキャピタルは2013年の設立以来、一度もマイナスになった年がない安定性抜群のヘッジファンドです。
過去の平均利回りは年10%以上を達成。資産価値を6年で2倍にした実績を誇ります。
BMキャピタルは、東京大学などの名門大学を卒業し、海外ヘッジファンドでの実務経験があるメンバーによって資産運用が行われているため、高いパフォーマンスを維持し続けている点が特徴です。
最低投資額は1,000万円に設定されているので、個人向け社債と比べると敷居が高くなりますが、十分な資金がある人にはおすすめします。
②ハイクアインターナショナル|ベトナム企業に年利12%で融資
運営会社 | ハイクアインターナショナル合同会社 |
設立 | 2023年 |
投資対象 | 国内株式 |
おもな投資戦略 | 事業融資 |
期待利回り | 12% |
最低購入金額 | 500万円 |
公式サイト | ハイクアインターナショナル株式会社公式HP |
ハイクアインターナショナルは大阪に本社を構える日本の会社です。
ベトナムの親会社「SAKUKO Vietnam co ltd」へ事業融資することで年間12%の固定利回りの実現を目指しています。
3月、6月、9月、12月の4回に分けて3%ずつ、年間で12%の分配金を配る仕組みです。
ハイクアインターナショナルは分配金を出している点が特徴ですが、分配金を受け取らずに再投資することも可能です。
再投資すれば、6年間で資産を約2倍にできる計算になります。
投資家のスタイルに合わせて分配金を受け取るか、再投資するか選択できる点も魅力です。
個人向け社債の選び方
個人向け社債を買ったことがない場合、どのような判断基準で選べばいいのかわからない人もいると思います。
ここでは個人向け社債の選び方について4つの基準で解説します。
①利回りで選ぶ
個人向け社債の選び方として、わかりやすいのが「利回り」です。
高利回りの社債を選ぶことで、高いリターンが得られます。
ランキングで紹介した通り、利回り3%以上の企業が狙い目です。
タイミングが合わなかった場合は、1%以上の利回りが期待できる企業を選びましょう。
②満期日で選ぶ
個人向け社債は、銘柄によって満期の年数が異なります。
どれくらいの年数をかけて運用するのか、満期日で選ぶのも1つの手です。
利回りランキングTOP10の満期日を比較すると2年〜10年に設定されています。
短期でサクッと利益を確定したいのか、長期でじっくり運用したいのか、自身の運用方針に合わせて選びましょう。
③信頼性で選ぶ
社債を買う場合は、信頼性を確認しておくことも重要です。
信頼性の低い社債を購入してしまうと元本割れするリスクが高まります。
事前に格付けをチェックしておきましょう。
BB以下の評価は信用性が低いので避けた方が無難です。
④換金性で選ぶ
社債には、流動性が下がると換金できないリスクがあります。
個人向け社債は、原則として中途換金が可能です。
しかし、中途換金する際は社債を市場で売却する必要があります。
買い手がいなければ、換金したくてもできません。
需要が低ければ、安値でしか売れないので損をするリスクもあります。
中途換金を検討している場合は、換金性が高い人気の社債を購入するようにしましょう。
個人向け社債の購入方法
ここでは個人向け社債の購入方法について解説します。
個人向け社債の購入方法は、以下の3つの手順に沿って行います。
①証券会社で口座開設する②証券口座に入金する
③募集期間中に申し込みする
①証券会社で口座開設する
個人向け社債は、証券会社で取り扱っています。
特にこだわりがなければ、インターネット証券で人気の楽天証券で口座開設を行いましょう。
楽天証券では楽天ポイントを使ったポイント投資ができたり、投資額に応じて楽天ポイントを貯めたりすることができます。
②証券口座に入金する
口座開設が完了したら、個人向け社債の購入に必要な金額を入金しておきましょう。
最低購入金額は、社債によって異なりますが、50〜100万円に設定されているのが一般的です。
③募集期間中に申し込みする
社債は、株や投資信託と異なり、いつでも購入できるわけではありません。
発行上限が定められているため、募集期間中に申し込む必要があります。
発行数量以上の申し込みがあった場合は、抽選で購入者が決まる仕組みです。
個人向け社債に投資する時の注意点
ここでは、個人向け社債に投資する際の注意点について解説します。
個人向け社債の仕組みを理解した上で、投資を検討しましょう。
①ローリスク・ローリターンの資産運用である
個人向け社債は、期待利回りが1〜3%程度のローリスク・ローリターンな資産運用です。
できるだけ低リスクで資産運用したいものの、もっと高利回りを目指したい場合はヘッジファンドを検討しましょう。
ヘッジファンドは、市場の動向に関わらず「絶対収益」を目指す投資です。
プロが、さまざまな投資戦略を駆使することで、安定して10%以上の利回りが目指せます。
特に、BMキャピタルは設立以来10年以上マイナスになった年がなく、10%以上の利回りを達成しているので、おすすめです。
②倒産すると元本が返ってこない
社債を発行する企業は、運用期間中に倒産するリスクもあります。
倒産すると運用が頓挫し、元本を取り戻せません。
社債には評価が表示されているので、倒産のリスクを避けるためにもAランク以上のものを選ぶようにしましょう。
Aランク以上の社債であれば絶対に倒産しないわけではありませんが、リスクを最小限に抑えられます。
③中途換金ができない可能性がある
個人向け社債は、株や投資信託と異なり、いつでも売却できるわけではありません。
投資先企業の経営状況が悪い場合や、次の買い手が見つからない場合は中途換金ができない可能性があります。
基本的には満期まで運用することを前提に、個人向け社債を購入するのがおすすめです。
また、社債を購入する際は余剰資金の範囲内で行いましょう。
急なお金が必要になった場合に、運用中の社債をアテにしていると中途換金できないリスクがあります。
「個人向け社債の利回り」に関するよくある質問
最後に、個人向け社債の利回りに関するよくある質問について回答します。
個人向け国債との違いは?
個人向け社債と個人向け国債とでは下記のような違いがあります。
個人向け社債 | 個人向け国債 | |
発行主体 | 民間企業 | 国 |
リスク | 比較的高い(企業の信用状況に依存) | 比較的低い(国の信用に依存) |
利回り | 比較的高い | 比較的低い |
流動性 | 低い | 高い |
投資の単位 | 企業によって異なる。 一般的に100万単位 |
1万円〜 |
満期までの期間 | 発行条件による。 中長期のものが多い |
短期から長期まで幅広い |
国内債券と外国債券はどっちがおすすめ?
投資初心者であれば、国内債券の方がおすすめです。
国内債券であれば、為替変動による影響を受けずに手堅く運用できます。
外国債券の場合は、国内債券より高い利回りで運用できるものもありますが、為替リスクがあり、税金の処理も複雑になることがあるのでおすすめしません。
高い利回りを求めるのであれば、外国債券ではなくヘッジファンドへの投資を検討しましょう。
ヘッジファンドであれば、ローリスクで10%以上の利回りが見込めます。
【まとめ】個人向け社債は利回りが低いからやめとけ!
個人向け社債は、定期預金や国債と比較すると高利回りなため、一部の投資家からは好評です。
とはいえ、社債で得られる利回りはせいぜい3%前後なので、物足りないと感じている人もいるでしょう。
安定かつ高利回りを求めるのであれば、ヘッジファンドがおすすめです。
ヘッジファンドであれば、10%以上の利回りが狙えて安定性もあります。
実績から判断すると、設立以来10年以上マイナスになった年がなく、平均利回り10%以上を達成し続けているBMキャピタルがおすすめです。